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ペットの病気No4 小鳥の病気

小鳥の病気としてまず挙げるべきは、近年、その生態が明らかになったメガバクテリアです。ほとんどの飼鳥に感染可能で、ブリーダーやペットショップで飼育されている時点で、すでに相当数が感染しているとも言われています。感染していても発症しにくい鳥種や固体があり、元気だからと安心していると、突然、発症・重症化して死に至る場合や、接触した健康な鳥にうつしてしまうことがあります。症状も、体重の減少、嘔吐、下痢など様々で、メガバクテリアだと特定するためには、鳥に詳しい獣医に便やそ嚢液を検査してもらう必要があります。
メガバクテリア以外にも、クラミジアなどの細菌や、トリコモナス、ジアルジアといった原虫、PBFDという鳥にとって恐ろしい病をもたらすウィルスに感染することがあります。PBFD以外は早期発見により完治できる場合がほんどですので、鳥に詳しい獣医の場所をあらかじめ調べておき、定期検診を受けるようにするとよいでしょう。鳥専門や鳥に詳しい獣医は年々増えており、ネット上の愛鳥家たちが集まるサイトでは、こうした情報が日々更新され、共有化されています。
他に気をつけたい病気として、くちばしや周辺の皮膚、ろう膜、爪等にかさぶたの様なものができる疥癬症、そ嚢炎、副鼻腔炎、雌なら卵詰まり等があります。いずれにせよ、鳥が羽を膨らませてずっと眠っていたり、体重の急激な減少、嘔吐、下痢などの症状が見られたら、早急に獣医に診てもらいましょう。
鳥の体調不良に際して、獣医に行くよりもまず、飼い主がすべきことがあります。保温です。カゴやプラケースをペットヒーターや清潔な電気毛布などで温め、35度前後を保てるようにします。これが何よりも一番簡単で、一番効果的な対処法となります。
また、小鳥は一日餌を食べないだけで死に至ることもあるため、自力で餌を食べようとしない鳥には緊急処置として、蜂蜜や砂糖をお湯でといたものを飲み水に混ぜ、エネルギー源となるブドウ糖を補給してあげましょう。
自然界で体調を崩した鳥は天敵のターゲットとなるため、鳥は本能として病を隠します。つまり、元気がない等の症状が出た時にはすでに危険な状態なのです。日頃から体重測定をするなど、鳥の体調に気を配ってあげましょう。

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