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No1 子犬の病気

 ケンネルコフという子犬に多い病気があります。主な症状としては、のどに何か引っかかったような咳をすることが特徴です。ときには鼻汁を出すこともあり、症状が進行すると食欲がなくなり、肺炎になることもあります。

 主にウイルスによる空気感染が原因となります。感染した犬たちの飛沫に接触したり、飛沫の中に含まれるウイルスにより感染するのです。

 残念ながら、ケンネルコフを予防するためのワクチンというものは存在しません。なぜなら、ケンネルコフとはあらゆるウイルスや細菌が単独・もしくはそれが複合することにより発症するからです。あまりに病原体の数が多く、全てを防ぎきることは難しいのです。

 日常生活での対処法は、子犬は犬の多く集まる場所へ連れて行くことを控えるということです。犬を複数飼っている場合は、ほかの犬が感染していないかをチェックします。もしも感染している場合は、近づけないように注意をします。
 
 数日で治ってしまう比較的軽いものから、中には症状が長引くことにより重症化してしまうものもあります。症状自体は咳や鼻水といった比較的軽いように思えるものばかりですが、油断のできない病気といえます。

 ペットショップやブリーダーのところから既に感染している可能性もあるので、お迎えする犬の健康チェッはとても重要です。

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