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仕事の体験談  |

No3 食品

食品業界の仕事をしていて、良かったなぁと思うことは、やはりスーパーで自分たちが開発した商品が並んでいるのを見たときでしょう。会社にて乾燥フードをつくっているのですが、開発期間は短くても約1年。単純に新しい商品の味が決定するまでそのぐらいかかるときもあるのですが、商品のパッケージデザインなど、販売までの期間を含めると、実はもっと長い期間となっていることも珍しくはないですね。それに、1日に何度も味をみていますから、もうどれが正解なのかがわからなくなることも多々あります。私は大学では理系の学部で、料理を勉強していたわけではありません。そして、一人暮らしで多少料理はしていましたが、それほど料理が上手だというわけでもありませんし。ですから、入社して、乾燥フードの開発部門に配属されたときは正直とまどいました。けれど、やはり長い期間かけて開発した乾燥フードが、商品としてスーパーやコンビニに並べられていると、感無量という感じですね。自分の仕事がかたちとなって表れてくることは、何にでも変え難いものがあります。学生時代の接客業のアルバイトでは感じられなかったことですね(接客業はそれはそれで楽しいです)。かたちとなって表れることにここまで喜びを感じられると思っていませんでした。

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