ウブロは1980年スイス、レマン湖畔の小さな町で創業されました。社名はフランス語で船の側面にある小さな窓、「舷窓」を意味しています。
同年、この社名をデザインの基として発売されたのが、クラシックモデルの腕時計です。
ポリッシュとサテン仕上げのメタルコンビネーション、ベゼルを固定するチタン製の12個のネジがインデックスの役割を果たす、魅力溢れた非常に印象的なデザインで、しかもこの時期いち早くラバーストラップモデルを採用していました。
2004年ジャンクロードビバーがＣＥＯに就任します。彼はオーデマピゲ、オメガ、スウォッチグループを経てきた時計界のカリスマで、有名ブランドの急成長や復興に貢献してきました。
そのマーケティングスキルに魅了され、日本では「成功者はなぜウブロの時計に惹かれるのか。」篠田哲生著が出版されています。4年で同社の売り上げを10倍に伸ばした事実は時計業界の伝説となっています。

2005年には創業25周年を記念して、異素材との融合、フュージョンをコンセプトに掲げた腕時計ビッグバンを開発、同社の基幹コレクションとなりました。
セラミック、ケプラー、チタニウムなどの新素材を取り入れました。ムーブメントには自動巻きを使用し、立体的な多層構造、ケースを貫通しているように見えるサイドビューなど、ディテールの見せ方を追究した逸品です。
通常サイズ、ビッグサイズ、スモールサイズ、更にトゥールビヨンモデルと4種のモデルが用意され、人気を集めました。