視力回復ができるコンタクトレンズというのがあるのですが、ご存じですか。

コンタクトレンズを夜寝るときに装着することで、角膜の形状を変化させ、視力を回復させます。基本的に毎晩レンズをつけた状態で寝ます。手術などで角膜に切り込みをいれるなどのことはしないので、レーシックとくらべて安全です。

またレンズは起きているときははずします。はずした後も一定時間であれば、角膜はその形状を維持します。そのため、昼間はレンズをはずして裸眼で過ごしても視力が回復された状態をキープできます。ただ使用するレンズは、ひとりひとりの角膜の形状にあわせてデザインされたものでなければなりません。

また眼圧・角膜内皮細胞・涙の液量などから、視力回復レンズを使用することが適切かテストが行われます。そして開始から半年くらいまでのあいだは、月に１～２回の定期検査の必要があります。そして安定した視力になるまでに、１年くらいの期間がかかります。

使用するときの注意点ですが、昼間装着するレンズのように自分で脱着することができないので、使用するレンズをきちんと洗浄するようにしましょう。使用方法を誤ると、角膜を傷つけてしまったり、目の感染症のリスクが生じることがあるので注意が必要です。