CTスキャンの体験談
私が初めてCTスキャンを受けたのは、2009年でした。内臓に腫瘍ができていないかどうかを調べる目的で、長崎県のある国立病院で行ってもらいました。2013年の現在まで、6~7回受けています。CTスキャンというのはCTスキャナーによる検査で、一般にCT検査と言います。これはCT装置のベッドに仰向けに寝て、ガンドリーという大きな円筒状の穴の中に寝台ごと移動しながらXを当てて撮影します。体中の様子をコンピュータ処理して画像化することで、体の輪切りの断層写真が得られ、診断に大変役立つ検査です。約10分程度の検査ですが被曝量が少なくはないので、私の場合は1年に2回しか行っていません。CTスキャンには造影剤という薬を使用しないで行う単純CT検査と、造影剤という薬を静脈注射して撮影する造影CT検査の2種類があります。私の場合は、全てヨード系造影剤を使った造影CT検査でした。造影剤は、検査する部位をより詳しく調べる薬で、副作用は極めて少ないものです。しかし、心臓病、腎臓病、糖尿病、甲状腺などの病気ある人は事前に医師に知らせておく必要があります。また、妊娠している人や水分制限のある人も同様です。造影剤を注射すると体が5分ほど暖かくなりますが、気持ちの良いくらいの暖かさで違和感はありません。検査前後に500ccのペットボトルで水を飲み、尿に溶けた造影剤を排出します。とても楽な検査です。
■CTスキャン・健康診断参照情報
健康診断を会社で受ける方は多いと思いますが、あまり検査項目が細かくあるというわけではありません。実際に、2年に1回は成人男性であれば人間ドックを受け ることが推奨されています。人間ドックだとCTスキャン等で身体を輪切りにしたり、様々な検査項目があるので、重い病気になりうる初期の段階で発見できるというメリットがあります。