厨房機器を日頃から大切に使用していると、それだけでも高価買取してもらいやすいのですが、その根拠は汚れの付着が軽いからというのが挙げられます。どのような状態の機器であっても、厨房に設置しておくだけでも油汚れが付着するものですし、時には油汚れに埃が付着してしまい、汚れが層になってしまうことがあるのです。この汚れの層は、なかなか除去しにくいものなのです。つまり、容易に拭き取れる軽い程度の汚れと、層になって厚みを伴ってしまっていて除去するのが大変な汚れとがあるのです。容易に拭き取れる軽い程度の汚れであれば、買取業者も見て判断できるので査定評価も高くなります。しかし、層になって厚みを伴ってしまっていて除去するのが大変な汚れだと、査定評価は低くなります。査定評価が低くなるポイントには二つの理由があるのですが、ひとつは、層になって厚みを伴ってしまっている汚れを落とすための時間的なコストと作業を担当する人件費的コストです。手間が掛かることはコストそのものなのです。もうひとつは、層になって厚みを伴ってしまっている汚れのために機器表面を観察できないことがある、というものです。落とせる汚れの下に、傷などの損傷箇所や、サビなどの変質箇所が隠れている可能性があるからです。特に油汚れが酸化して穴が開いてしまっていることがあると、機器としては査定が低くなりますが、層になって厚みを伴ってしまっている汚れで覆われているとチェックが極めて困難なので、リスク回避として査定評価額を低めにしておく、と言う事もあるのです。汚れは落としておくのは、正当評価を受ける上での必須条件とも言えます。